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執筆者の写真東京黒百合会

いんでないかい2人展

(細井真澄/章子・絵画展 6/10~16 於GAH)  小石浩治


 2012年に神田画廊、18年に札幌、今年24年は銀座編として2人展を開催する。会場はアートホールの1階、ガラス越しに展示作品が見えるので、通行人で絵画に興味ある人は、一寸立ち寄りたくなる。    

 細井さんの作品の多くは東京黒百合会展に出品したものであったが、壁面に並べると、作者の心情、戦争反対、環境保全等・の思いがよく伝わってくる。細井さんは全23点。“物事を擬人化してシュールな世界を表現してメッセージを伝えたい“という目的は達成されていると思う。工学科専攻でもありペン画による建造物・列車,動物等の描“線”は精密・精緻で、作者の本領発揮の感がある。机上に陳列してある「ペン画集」にあった下図(無題)にみるとおり“線”を描く楽しみを満喫しているようだ。


「無題」(ペン画集)


「失いたくない日々」油彩 F20


「ムーンライト」 水彩 F6



 章子夫人は、現在きり絵協会会員として活躍されており、全17点の作品うちB1サイズ(728×1030)の大作は会場を圧倒していた。樹木の小枝一本一本に集中し息を詰めて慎重に切り分ける作業が3時間ほど続く。おかげで一時身体を壊したそうな。以前、

旅したタイ王国の古典舞踊をモチーフに、画を楽しく物語るのは画家冥利に尽きる。今回、ご子息も加わり家族が絵を楽しむなんて、   

  “とっても いんでないかい!!”


        「天上人」


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