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東京黒百合会
1月5日読了時間: 4分
寄稿 「金婚の日」[二]の二
長谷部 司 そんな啓吾が父を初めて許す気持ちになったのは大学三年の時だった。入学して直ぐ入部した山岳部で同期の親友が一年目に遭難死するという事件を切っ掛けに山岳部が閉部となり、やむを得ず写真クラブに移って二年目、初めての個展を開いた時のことである。写真の対象はアルバイトで...
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2024年10月14日読了時間: 5分
投稿
――人の道を照らし続ける武士道の光---- 小石浩治 1・平安後期・鎌倉時代 “あれは大将軍とこそ見参らせ候え、返させ給え”と扇を上げて招きければ、招かれ とって返す。...
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2024年10月14日読了時間: 4分
寄稿 「金婚の日」[二]
長谷部 司 今年の正月、家族四人が例年のように顔を揃えた元旦の朝、父が珍しく改まった口調で切り出したのだった。「今年は、パパとママが結婚して五十年。パパとママにとって節目の年になる。結婚した時から欠かさず結婚記念日を何らかの形で祝ってきた。お金の無い時は無い時なりに、生活...
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2024年7月3日読了時間: 3分
寄稿 「金婚の日」[ 一]
長谷部 司 「のぞみ」は早くも富士川を渡るところだった。 やっと書き終わった両親へのメッセージを読み返してみた。 富士川橋梁を渡る「のぞみ」 パパとママへ ― 金婚式に寄せて ― 今日は天気にも恵まれ、晴れ晴れとした気持ちで京都を発ちました。時代祭と鞍馬の火祭が重なる日とあ...
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2023年4月1日読了時間: 5分
寄稿
“山と原野とスケッチと・坂本直行” 長谷川 脩 今年1月NHKのEテレとBSプレミアムで表題の番組(ほぼ同内容)が放送された。北大出身で主に道内で活躍されたので、ご覧になった方も多かったのでは。これを文章にまとめるに至ったのは、入院中の柴野さんから放送されるこ...
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2023年2月25日読了時間: 9分
寄稿
・・・・柴野さんを偲んで・・・・ 安曇野の画家・柴野道夫さん ○ 絵画に親しむ ―戦後、松本市郊外に疎開された中村善作先生(小樽出身)がよく我家を訪ねて来られ父と絵を描いていたこと、中学校時代には恩師小林先生(ピアノを弾き油水彩画も描く)ご指導があったからだ。松本深志高校時...
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2022年6月29日読了時間: 7分
寄 稿
知のフィールド(2022.06) 長谷川 脩 北大の広報課が発行しているメルマガに登録し毎月情報をもらっている。4月には札幌キャンパス最古の建物である旧昆虫学・養蚕学教室および旧昆虫標本室を保存改修し、北海道ワイン教育研究センター棟として再生利用するエルムの森プロジェクトの...
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2022年5月30日読了時間: 4分
寄 稿
ロシア・歴史絵画展覧会の思い出 小石浩治 Ⅰ.28年前(平成6),東急文化村で“ロシア近代絵画の至宝”と題し、トレチャコフ美術館展 が開催された。展覧会は20世紀初頭のロシア近代絵画の流れを移動展派※の作品を中心に公開されたもので、レーピン(1844-1930)等 巨匠の作...
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2022年5月1日読了時間: 3分
寄 稿
水絵(水彩画)の白と黒 の効果 本棚に眠る“アサヒグラフ1985”[美術特集・中西利雄] を読み直す―― 小石浩治 [ 中西利雄 1900~1948 48歳歿。24歳日本水彩画会会員、29歳渡仏、欧州旅行、帰国後、水彩画振興に尽力、33歳時光風会会員なるも36歳時脱退。以後...
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2021年12月30日読了時間: 2分
近代日本洋画の名作選展
小石浩治 記 ― ひろしま美術館コレクション (2021・5/15~7/4 於:そごう横浜・そごう美術館) “広島美術館は広島銀行の創業100周年を機に、「愛と安らぎのために」をテーマに設立されました。 一枚の絵が人々の心を癒すと信じ、戦争で傷ついた人々のやすらぎの場にな...
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2021年9月30日読了時間: 2分
寄 稿
一色通三作「竹の寺・地蔵院」アクリル F10 講評:大川心平氏(上野の森美術館講師) この作品には二つの要素があるように感じます。 一つは寺院の静けさを明暗表現を使って描いている点、二つ目は竹林に代表される明暗に あまり重点を置かない平面的(模様的)表現です。...
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2021年7月31日読了時間: 9分
百歳になりました! 喜多 勲
◯ 百歳記念というので絵の話はしばらく置き、 遠い在りし日を想い起こさせて頂きたい。 私は旧制第八高等学校(※現・名古屋大)を出たが、八高入学は4月、卒業は9月、2年半で追い出された。八高在学中に太平洋戦争が始まり、学年短縮が 実施されたためである。...
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2021年7月1日読了時間: 4分
一日を楽しく過ごすために
小石浩治 巣ごもりの中、届いた雑誌PHPに「1日が楽しくなる秘訣」と言う特集記事を見つけた。 今時、そんな“特効薬”はないと思いながら目次を見ると、幾人かの執筆者の中に柴崎春道氏 の名前が眼にとまった。柴崎氏は、今は閉校となっている 元講談社・フェーマススクールズ(KFS)...
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2021年7月1日読了時間: 4分
瓔珞みがく
長谷川 脩 (2021/07) 入学時にB6版の学生便覧が配布された。裏表紙に沿革が、次の頁にクラーク像の写真があった。その後に、「都ぞ弥生」「瓔珞みがく」「校歌」の譜面と歌詞が印刷されていた。明治43年と大正9年に作られた「都ぞ弥生」と「瓔珞みがく」は、学内・学外いろいろ...
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2021年2月28日読了時間: 3分
田中一村 展
千葉市美術館 (期間;1/5~2/28迄) 小石浩治 千葉市美術館開館25周年を記念して「田中一村展―千葉市美術館収蔵全作品」が開催されている。田中一村(1908?1977)は千葉市に20年住み、50代になって奄美大島に移住し、亜熱帯の花鳥や風土を題材にした独特の日...
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2021年1月31日読了時間: 2分
日本画(板絵)体験と横浜能楽堂見学
(令和3年1/16 於・横浜能楽堂) 小石浩治 講師;武田裕子(日本画家・1983生れ・東京芸大大学院非常勤講師) “横浜能楽堂の能舞台にある「鏡板」を見ながら、墨、胡紛(ごふん),白緑(びゃくろく)を使ってハガキサイズの板に梅を描きます。能楽堂施設見学付。定員15名“ ...
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東京黒百合会
2020年12月30日読了時間: 2分
“絵そらごと”を楽しむ記
小石浩治 ● ステイ・ホームの憂さを晴らしたく、11月に日曜画家展作品募集があると聞いて応募した。主催は横浜・馬車道商店街協同組合である。横浜“馬車道”は日米修好通商条約が結ばれると、貿易のため横浜港が開かれ、関内に外国人居留地が置かれたので、関内地域と横浜港を結ぶ道路の一...
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小石浩治
2017年6月3日読了時間: 2分
話の花籠 ---足遣い ---
文楽「曾根崎心中」(近松門左衛門作)を見た。 あらすじ (2月東京公演:国立劇場小劇場) 大阪の醤油屋平野屋の手代徳兵衛は色茶屋天満屋の遊女お初の馴染み客でありかつ相思相愛の関係にあった。徳兵衛はお初をいずれ身請けし夫婦になろうとしたが、叔父(平野屋の主人)は二人の関係を知...
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小石浩治
2017年6月3日読了時間: 4分
生誕150年正岡子規展―病牀六尺の宇宙
(3/25~5/21 於:神奈川近代文学館) Ⅰ.子規と神奈川 子規(1867年生)が16歳で初めての上京の際、松山から神戸横浜間の汽船での船旅で横浜港に降り立った。それ以来、帰郷、上京の途上に足をのばすなど、たびたび神奈川の地を訪れていた。1885年には友人と鎌倉ま...
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大谷敏久
2017年5月1日読了時間: 2分
寄稿 「東京黒百合会に感謝を込めて」
・――老会員の独白――・ 2017.05.17. 大谷敏久 心地良く過ごさせて頂いた東京黒百合会に、感謝の気持ちをお伝えしたいと常々思っていました。 天国に行かれた諸姉諸兄も、その想いがあったに違いないのですが、不運にも機会を失したのだと思っています。人生の節目、節目に...
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