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  • 松田忠好

寄 稿 「釣り談義」

釣り好きは気が短いというのが定説です。 私も我が国の電車のように、定刻にしか来ないのを10分前からホームで待っているのはやりきれないが、可能性があるならば、結果的に一匹もつれなくても、数時間待つのは、何ら苦痛ではありません。少年のころ、毎日のように近くの小川に釣りに出かけ、夕方薄暗くなるまで、家に帰らず、母に心配をかけ、「勉強もしないで、釣りばっかりして!」と叱られたことしばしばです。

初夏の公園F4

しかし後年、高校で「積分」なるものに出会ったり、魚が今来るか(今釣れるか)いまくるか、という瞬間の積み重ね(釣り好きは気が短いという秘密はここにあります)が、いつの間にか何時間にもなってしまう。ということから「積分」の原理を実感し、理解したのは釣りのおかげと思っています。 釣りの諺には「逃がした魚は大きい」からはじまって、「釣りの話をするときは、手を縛ってからにしろ」、はては、「釣り上げた魚を食ってしまってからでも大きくできるのは、人間だけ」という神様も顔まけのものまであります。

待春の沼F20

私がゴルフをはじめて間もない頃、もうベテランだったF君等とプレイをしたとき、私のゴルフバッグを見て、「君ねえ(我が輩のように)ベテランは、クラブはハーフセットでも好いけど、初心者の君はそうはいかないよ。ベテランになると、一本のクラブで、いろいろな距離を打ち分けられるけれどね・・・」と教えられた。  私は釣り竿一本で、いろいろな長さを投げ分けることができる。が、釣りの初心者はそうはいかないようです。F君の助言に従い、早速フルセットにそろえることにしました。

五月の川F6

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