昭和30年東京黒百合会が発足、爾来、本展も昨年は54回、今年は55回と、半世紀も本展を継続開催するという輝かしい歴史を持つ一方で、高齢化の波に抗しきれず、絵筆を持つ気力を失ったり健康を損ねたりして、当会を離れる方がおられます。現に、美術専門学校を除き、大方の国立大学OBの美術クラブ・愛好会等は、高齢化によって解散・閉部やむなきに至ったと聞きます。 当会とても前記と同じ状況・環境にあるということを考えれば、常に一定の会員を確保し続けていかなければなりません。会員が健康で安心して制作に励み、会展出品を目指す意欲・希望を失うようなことがないように、これからも(絵を描いてみたい)と思っている現役、退職後の北大OB、OG、更には現会員の推薦による新人(北大以外の会員)を順次増やしていく必要があります。 幸い当会は、皆様の熱意によって、今日まで元気に楽しく絵を描き続け、本展以外にグループ展を銀座アートホールで開催し、春秋一泊写生会励行などの絵画活動を展開しております。 この様なことから、当会の活動を世間に広く知ってもらう必要があり更には当会の活性化のため以下のような広報活動をこれまで行っております。 1)東京黒百合会ホームページ 平成12年(2000)創設のHPは、2017/1月、後藤氏により新HPに刷新、全国に発信されました。(新URL) https://510kazuo.wixsite.com/kuroyuri 2)北大東京同窓会機関誌FRONTIER(年2回) 以前に“エルム新聞”を発行していましたが 表題の機関誌に統合されました。中に「風景との対話」というコラム欄があり、当会会員が随時投稿出来ます。直近では首藤氏が「坊がつる賛歌」を投稿されました。(no49.8月) 3)毎年、総会等で利用する学士会館は、国立大学同窓会「学士会」が機関誌NU7を発行(奇数月発行)しており、会員通信欄のページに当会会員の作品を掲載することが可能です。 昨年は“会員ギャラリー”に、牧野氏の 水彩「佃島」油彩「渓流」を掲載しました。 また、館内1F・各大学案内/北大コーナーに絵の展示が可能です。同コーナーに「東京黒百合会ご案内」チラシを置きました。 4)美術関係出版社の方とお付き合いしている 中で出版社のご厚意で雑誌「BM/美術の杜」に当会会員の作品を無料で掲載していただきました。(右欄下写真)。 この美術誌は年2回発行され、一般の書店にはあまり出回ってはおらず、主に美術関係者などに広く知られているようです。 以上 総務担当;牧野尊敏、会報担当;小石浩治