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前田 直寛

私のモチーフ

 私は「橋」が仕事です。沖縄から北海道まで橋を架けてきました。多くは橋の現場の所長(専門用語では、現場代理人です)で、約1年間は現場に単身赴任することになります。その間に観た美しい山や川、海が私のモチーフの原点です。最後に赴任した大阪で、シルクスクリーン版画に出合います。これが私の絵画の出発点になっています。私が観て感動した風景を絵画で表現したいと思った時、版画では細かい表現は難しくなります。したがって簡素化することになります。私が表現したいものは何?この風景の美しさは何処にあるの?・・・など、描く前に自分に問い詰める事になります。私はこの思索がよい絵を描く原点だと、今も思っています。  私のシルクスクリーン版画の作品を、以下に3点紹介します。

     絵-1 樹 氷       絵-2 夕暮れのソナタ      絵-3 港の見える公園

 シルクスクリーン版画を始めて、2年ぐらい経った頃、この技法に限界を感じ新たな技法としてジークレー版画に出合います。この技法はコンピュータで描く技法で、上達すれば自分の思い通りの絵が描ける可能性がありますが、私はまだその域に達していません。技法を変えたことで新たな私のモチーフが見つかり、その幅を広げていこうと模索中です。ジークレー版画のこれまでの代表作を以下に紹介します。

        絵-4 まどろむ                絵-5 雨の公園

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