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私のモチーフ

  • 執筆者の写真: 東京黒百合会
    東京黒百合会
  • 10月4日
  • 読了時間: 2分

2025.10 笠木玉泉


 ご無沙汰致しております。昨年の黒百合本展は急な入院になりまして失礼致しました。

今年も、先日まで点滴に通う羽目になりまして、ちょっと凹んでいますが本展には行ける筈です。

 夫を亡くして5年の内に、3回も入院して2回手術になりました。自分で思っていた程身体は頑丈ではなかった様ですが、描く事だけは続けて来られました。

 私の描いているものは、絵であれ字であれ、その時その時の己の心象風景であり、想いの丈を紙上に呼び起こして定着させているのだ、とこの頃思っております。

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 描く事で自分を支えて来たとも言えるかもしれません。

 それ故に色々なタイプの絵を描き、同じ字でも様々な表現をするのが自分には自然な事になりました。表現者としては当たり前ではないかと思っております。

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 生きている限り人は変わり続ける事を成長と呼べるならば成長し続けたい。新しい作品は何か新しい試みをしたい。そう思って作品製作に向き合っています。

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 今の自分が知らない事はまだまだ沢山有る。新しい世界は、踏み出した先に有るのかも知れない。体が衰えて来ても、まだやり方を工夫すれば出来る。

 そんな気持ちでヨレヨレしながらも、作品だけは描き続けています。

 幸い、小さな時からお習字を習いに来ていた子達が大人になっても、寄って来てくれますので、励みになっています。

 元気になって、なんか変な面白い婆さんでいられたら良いなと思っております。

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 最後に皆様の周りに、片付けや断捨離で昔の墨や筆が出て来た方はいらっしゃいませんか? 使いかけや欠片でよいのです。引き取らせて頂けると有難いのです。捨てる物がありましたら笠木までご連絡ください。昔の子供用の墨でも経年で良い色が出るのです。

 よろしくお願いいたします。


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