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私のモチーフ

  • 執筆者の写真: 東京黒百合会
    東京黒百合会
  • 1月1日
  • 読了時間: 2分

笠原 寛

 

我が闘病記

 年月だけは、誰にも平等にやって来ます。私は来年(2026年)には86才となります。

自分でも80才を超えたとは不思議な気がしています。


 免許を返納してから写生旅行に行けなくなり、新しい風景を目にしないため、なかなか絵筆が進みません。

 ですから『私のモチーフ』の兼題には困りましたので、私の近況を報告することで勘弁してください。


 私の日常は病院通いです。

年寄には「教育」と「教養」が必要だと聞いた事があります。「教育」は「今日ゆく

所がある」、「教養」とは「今日ヨウジ」がある。

 この二つがある御老人は幸せであるという事です。

 ですから毎日病院通いでも幸せかもしれません。もっと病気が重くなれば病院にも通えませんから。


(月水金)の週3回は、「透析」に行きます。1回での施術には4時間かかります。右手は血圧計、左手は2本の注射針を刺したままで、ベットの上です。


 それでは足腰が弱ってしまうので、それを補修するために、火木の2回ヨガを中心とした体操教室に通っています。

 こちらは3時間ですが、お茶を飲みながらのお喋りタイムが、約1時間あります。

送り迎え付きです。

 メンバーは12人で、男は私1人だけです。「よその国から来た王子様」・・状態ですが、一番年上は102才で、平均年齢は83才のバアサン集団です。

 「こんなに多くのおばあさんに囲まれた経験は初めてです。」と申しましたら皆「20歳の女性と思えばいいじゃない。」と、のたまうのです。大変です。


 1週間のうち5日は、午前中はこのように過ごし、午後は毎日4000歩を目標に家の周りをコースを変えては歩いています。

透析はしていますが、透析のお陰で何とか元気に暮らしています。


 夫婦共々高齢となり車を手放しました。写生地を探す事が困難となりました。新しいモチーフを探します。


 押し迫って来ました。どうぞ良い新年をお迎えください。


     「秋の里」油彩 F20 第62回東京黒百合展


       「甲斐駒ヶ岳の秋」第10回日展出品作品

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