(4/4 ~16 セントラルミュージアム銀座) 現代の人気水彩画家・永山裕子、醍醐芳晴の二人展が銀座の紙パルプ会館5Fで開催された。会場は作品展示だけでなく、スリットドレスのモデルを、二人がその場で描くというデモンストレーションも行われた。立掛けた大判画紙に鉛筆で顔など、軽くあたりを付けた後、パレットを左手に、右に大きなバケツを置いて筆を洗い、大胆且つ繊細に着色していく作図過程は、二人とも殆ど同時進行であった。まさに時間とモデルと自分・三つ巴の無言の戦いである。 「スピードは力である」を実感した。
〇永山裕子(1963・S38生) 東京芸大油画科卒 安宅賞、大橋賞受賞 嵯峨美大客員教授、女子美大短大非常勤講師 〇醍醐芳晴 (1952・S27生) 武蔵野美大卒 日本水彩展内閣総理大臣賞、 文部大臣賞 他受賞、現・無所属
永山裕子「あなたに逢う」
醍醐芳晴「HARU」