娘が幼稚園に通い始めたので、時間のとれるときにまた描きはじめました。 ここ数年、娘に読んであげるために絵本に触れる機会が増えたことで改めて気づいたのは、自分は本・絵本の挿絵が好きだということです。特に好きなのは、いわさきちひろさん、トーべ・ヤンソンさんのムーミンの挿絵です。このお二人に憧れて最近は主に水彩と、ときどきペン画に取り組んでいます。と言ってもペン画はペン先とインクを購入して試している程度で、道具にまだまだ慣れが必要そうです。
話がいきなり脇にそれますけれど、最近のおもしろかった絵本について。 ご存知の方も多いかもしれませんが島田ゆかさんの「バムとケロ」シリーズがおもしろかったです。作家さんがカナダ在住ということの影響なのか、主人公のバムとケロは日本人の感覚から少し離れたキャラクターです。でもお話を読み終わる頃には可愛くて仕方なくなります。主人公のまわりの不思議な生き物?もよく見ているとそれぞれに何かをしていて、何回読んでも発見があります。 もし絵本に興味のある方がおられましたら、おすすめです。
話を絵に戻します。最近の絵の題材は子供と相変わらずハリネズミです。(ハリネズミは昨年秋まで4年ほど我が家で家族の一員として暮らしていました)
いわさきちひろさんのようにイキイキした子供たちを描きたいと思っていますが、子供は動くので写真を撮るのも難しいし、ましてやスケッチもうまくいきません。なので最近は動画を携帯で撮り、好みのところで止め、それを参考に下書きをすることにしています。 動いている様子をササっとスケッチにおこせるようになりたいものです。
下書き線について。自分の場合、水彩の下書き鉛筆線は色を塗ってしまうときれいに消せないことも多くて、なるべく慎重に線の内側を塗りながらこまめに消しています。でも輪郭線がなくなると、淡い色の部分は途端に何が描いてあるのかわからなくなってしまい、色鉛筆で書き足したりしています。逆にペンや色鉛筆で仕上げ線を描いて、その上に着色するのも試してみようかなと考えています。 また、自分は色付けで失敗するのが怖くて、薄くしか色がつけられず、その上一度色を付けてしまうと次の色を足すのをためらってしまいます。 なので新しい絵を描くごとに今度はもう少し思い切って塗れるようにと思って筆をとっています。