(4/25~30・GAH) 当会の江澤さんが世話人の展覧会で「花の気配があれば・・・」という趣向で、様々なモチーフ、色々な技法(水・油彩、パステル、押花、切り絵等)の作品が出展され、会場全体が花畑になった。参加者は34名(うち東京黒百合会から13名)、女子20名、男子14名、計62点の展示となった。 懇親会に先立ち井上護先生(二紀会理事)の講評が有り、参加者全員に一言ずつ講評され大変勉強になった。また、会期の最後の方では、江沢さんの企画で、朗読会や(触れずに音を奏でる魔法の楽器)“テルミン”の披露も有り、充実した内容であった。小生は今回初めての出品で少々戸惑いがあったが、花の気配があれば・・の言葉に誘われて参加した。 以前は、花瓶に豪華な盛り花をイメージした花の絵を描いていたが、今回は、静物画に正面切ってトライすることは技量的にも力不足と諦め、身近に生えている草・花と普段一緒にいる仔犬をモチーフにして描いてみた。「仔犬(コロ)とひまわり」「ハーブ(アメジストセージ)に囲まれて」の2点。仔犬はマルチーズとパピオンのMIX で4才半。毎日の散歩、餌やり、下の世話等の面倒をみていることから、小生は仔犬に頼られる特別な存在となっている。特に、散歩の途中、道端の草、花の匂いを嗅ぐのが大好きな仔犬である。作品(上図)は仔犬が“ひまわり”を見上げている情景。聞くところによると、犬は色の識別ができないそうだ。しかし小生には、花が好きで匂いに敏感な仔犬が,草花に囲まれて居心地良さそうに見える。小生の仔犬への愛情を感じて頂ければと思っている。普段の小生は、隔月の合評会では皆さんから講評、指導を受け、楽しく勉強させて頂いている。 しかし、今回の様な絵は一度も人前に出したことがないので少々不安な気持ちがあった。そして、家内からは、もう少しふっくらと可愛く描いたらと・・不満そうな言葉もあったが、講評を頂いた井上先生からは、仔犬の優しさ、やわらかさが出ているとの言葉を頂き、良かったのかなと思っている。