7/12~17 司画廊(国分寺) 7月12日から17日まで国分寺の司画廊で行われました。31人の方が出品されました。
井上護先生作 (油彩)
東京黒百合会からは笠原、建脇、江澤、首藤の4氏が出品しました。井上 譲先生(二紀会理事)に講評いただきましたので紹介します。※写真撮影がうまくいかず、ご容赦ください。
笠原 寛 「帽子のひと」 パステル
笠原さんといえば、山村の風物ですが今回はがらりと変身。着衣の女性像です。なにか絵の作り筆勢までも変わっているように感じました。裸婦デッサンを長くやっており、実力は承知していましたが驚きです。「うまく描けている。こちらでいったら」先生の言です。
江澤 昌江 「島の祭礼」 パステル
「色がきれいで、バランスもよく楽しい。でもこれよりうまくなったら駄目だ。海辺の小屋や大漁旗がもう少し欲しい。色ももう1色あった方がいいのでは。
建脇 勉 「三弦」 水彩
「顔、着物が色っぽい。 上半身はうまく描 けているが右手にもう少し体重がかかっているはず。手足に女っぽさが 欲しい。手は第2の顔と言われている。モチーフと空間の とらえ方に一考 を。
首藤 義明 「ポーズ」
水彩裸婦デッサンしたものを切り取ってF10号に貼り付け、水彩画に仕上げたものです が、「1枚の絵としての制作意図が見えない。 それを確立しないと先に進めない。構成上一人一人に目が行ってしまう。人物を重ねて奥行を出すなど。」この手法での模索を要す。