8/29~9/3 於・銀座アートホール 日本水彩画会理事醍醐芳晴氏主宰の水彩画教室・生徒さん達の展覧会である。 GAH1,2階を占領した全80数点の7割以上は女性で、風景、人物等、いずれも達者な筆使いであった。先生の教え方が巧いのか、先生の色調、タッチに合わせたものが多かったように感じた。 先生自身の技法、例えば静物(玉ねぎ)を描く時、パレットでウルトラマリンブルーとクリムソンレーキ、ローアンバーを混ぜて色を出す等、独自の手法がある。それを教室で見て、皆が同調した結果、先生のスタイルに合ってしまうということかもしれない。 “自分が一生懸命描いた絵を丁寧に額装して展覧会場に送り出すことは、まぎれもなく本当の自分をさらすことになる。そんな出品者夫々にとって、かけがえのない分身・・個性のせめぎあいをご高覧のほどお願いします・”と先生はご挨拶された。
醍醐芳晴作「HARUⅡ」
醍醐芳晴作「HARUⅠ」