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伊藤 敦之

私のモチーフ

私が絵を描き始めたのは中高生の頃からだったように記憶しています。その頃手本としたのは、戦前戦後の少年雑誌でよく見た樺島勝一や小松崎茂が描いた艦船や航空機などが主でよく模写していました。  また西洋美術では、ピカソ・マチス等の作品には余り興味が無く、デューラ―やレンブラントと云った細密画を好み、そのせいか医学部に入ると解剖学・病理学等で、細胞の数や線維を略さずにスケッチすることが必要でしたが、あまり苦労することはありませんでした。

卒業後は海上自衛隊に入隊。病院、艦船、潜水医学実験隊に勤務。仕事柄腰を据えて描く時間はあまりなかったのですが、護衛艦ではミサイル発射、掃海艇では機雷爆破など、また砕氷艦「ふじ」では氷山やペンギンは短時間で描く格好の画材となりました。

昨秋、新戸部稲造先生墓参の折、高校の同級生と絵の会でここ十年ほど活動していることを申し上げたところ、「東京黒百合会」にお誘いを受けました。

前述の通り、私の絵は微細無彩色のペン画、墨絵が中心で、全くの職工芸術。芸術性の高い「東京黒百合会」は、いささか敷居が高いのですが、御縁を頂いたと思い、入会させて頂くことにしました。筆の運びが鈍くなった後期高齢者でも、絵を描く後期高齢者たらんと志だけは高くと願う昨今です。 どうぞよろしく。

装甲巡洋艦「出雲」

青函連絡船「洞爺丸」

ヘリコプター護衛艦「いずも」

練習船「日本丸」

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