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私のモチーフ

  • 江澤 昌江
  • 2018年2月2日
  • 読了時間: 2分

 初めて「わたしのモチーフ」というエッセイを書いたとき、目の前の風景を自分自身が透明になってただ観察して紙の上に描きたいというようなことを書いたと思います。目に見えているものが「ほんとうはこうなっているはず」という思い込み…を説明するのではなくて、目と気持ちでいつでも新鮮な発見を絵にしたいというような…まぁ理屈っぽいですけど。

 風景を前にして、さぁ!と眺めたとき、自分も含めた空間が光でキラキラしていたり水蒸気でしっとりしていたり風が流れたり、目に見えないものによって満たされていてそれが目の前の造形を複雑に面白くしています。描き始めて「ぅぅ…到底無理だ」くじけそうになるところを我慢して根気よくやっていると紙の上にも世界ができてきてだんだん楽しくなってくる。

 いつもうまくいくわけでもないけど結果はともかく楽しい作業です。

 花や人物も楽しい。なにより美しく、また感情移入したりすると面白いし。裸婦クロッキーは大好きです。

 自然豊かな小さな町に住むようになって自然と人の関りも面白いと思うようになりました。海や空には感情があるみたい、そこに集う人々は逆に自然に溶け込んでいる。

 そんな浜辺での盆踊りは何枚描いてみてもつぎはこうしようという気持ちになります。

 いつのまにか目に見えないものまで写生するようになったかも・・という気がしてきました。

下図: 浜辺の盆踊り

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