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清水全生 牧野尊敏

春の一泊写生会報告

 恒例の春の一泊写生会は、5月24,25日に樋口会員在住地、及び田中会員の郷里近くの越後湯沢へ行った。当地では、15年前に訪れ人気のあった大源太山(1598m・谷川岳連峰の一隅、上越のマッターホルン)を中心に写生会を開催した。

参加者(敬称略)は池田(今期入会)石川、江澤、吉田(江澤氏の妹)、大野、奥野、小石、清水、建脇、長谷川、福林、牧野、森、吉光寺、大谷(吉光寺氏ご友人)、春谷(同左)、林(同左)の各氏。 今回は、GAHの吉光寺さんとその友人も参加され、女性陣6人、総勢17人と、近年には無い大勢の華やかな写生会となった。 幸い2日間とも天気に恵まれ、東京からわずか1時間半で、群馬、新潟県境の谷川連峰を仰ぎ見て、新緑の山、湖、川の風景を満喫出来た。初日は湯沢駅10時半集合後、ホテルバスで移動、スケッチポイントの大源太湖の畔で構えていると、午後からは頂上付近の雲も消え、晴天のスケッチ日和となった。

 ご紹介頂いたホテルは、スケッチポイントへの送迎、翌日の昼弁当等色々と便宜を図って頂いた。ホテルの部屋は綺麗で広くゆったりとして、温泉も湯量豊かで快適な環境だった。宴会後の合評会は小石さんの司会で始まり、当地在住の樋口さんも加わって、各自ワイン片手に10時近くまで語合った。  各人のスケッチに大源太山や湯沢付近の風景の魅力、面白さが窺われ、話に華が咲いた。   同じ場所で写生しても画く人によっていかに異なるかを実感したが、特に新緑の「緑」の描写に、私は勿論のこと、皆さんも苦労されたように思った。翌朝はホテルの玄関先で写真撮影後、9時出発で第2のスケッチポイント「土樽自然公園」へ向い、魚野川沿いの谷川連峰の万太郎山、平標山(ひらびょうさん)の見えるところで写生した。当日は朝から晴天で、日陰の場所も少なく炎天下の中少々バテ気味だった。午前中で辞めようという人も出てきて、帰宅組、湯沢高原へのゴンドラ組と7人の写生継続組とに分かれた。  最後の組は午後2時過ぎ、駅近くの樋口宅を訪問し、絵画、東南アジアの郷土品、アトリエ等を拝見し、目の保養をさせて貰い、美味しいコーヒーを頂き、炎天下の疲れを癒し,ほっと一息着いた。最後になりましたが、田中さんには同級生の経営するホテルの紹介、樋口さんには湯沢駅の出迎え、合評会の参加、帰りのお宅訪問等大変お世話になりました。  紙面をお借りしてお礼申し上げます。  有難うございました。(幹事・清水全生記)

 今回は好天に恵まれたので、天気に左右される山の写生会には好適であった。大源太湖は、工事中で興ざめの感はあったものの、山と水面のコントラストはすばらしかった。  また吉光寺さんとその友人の参加を得たことにより写生会も新鮮でソフトな雰囲気が生まれたような気がする。食後の合評会にも積極的に参加され、各自スケッチを披露、様々な意見も出て楽しく有意義であった。女性の感性による捉え方に新しい刺激を受けた。  また合評会には樋口さんも加わり、ご自分の作品を持参、皆のスケッチと地元の特徴・ポイントを語るなど、会を盛り上げてくれた。   おかげで合評会も熱が入り、樋口さんの帰宅が遅くなったのは申し訳なかった。 越後の青空と新緑を満喫した写生会だった。 (牧野尊敏 記)

ホテル・でんき屋の玄関で

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