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執筆者の写真東京黒百合会

令和6年春の一泊写生会報告

清水、牧野


 令和元年秋に小諸,懐古園への写生旅行を最後に、新型コロナ禍の影響で令和2,3年の写生会が中断された。それでも、コロナ禍が収まった合間の令和4年春に妙義山、令和5年春に南房総、そして今回の令和6年に谷川岳写生会を実施することができた。この間、常連の高齢会員の訃報、退会も有り、写生会の参加者も減る一方で、継続できるかどうかも危惧されていた。


 今年の春の一泊写生会は、5月16,17日に群馬県みなかみ温泉に宿泊し、谷川岳と利根川の流れを描く企画とした。黒百合会では過去、平成17、21年に当地で写生会を実施しているが参加した人は現会員では数名しかいない。その方の感想を聞くと、湯治場的な宿に泊まり温泉も冷たく不評だった様でした。今回はその点を改めて、みなかみ温泉に行くならば一寸高級な宿を探し、安価に泊まれる方法も時間をかけて調査し検討した。その結果、源泉湯の宿と称するかけ流しの温泉旅館に辿り着いた。そして、写生会はいつものことながら天気次第ですが、天気が悪い場合は、写生は早めに引き上げ、ゆっくり温泉を楽しめることを売りに参加者を募った。結果的には参加者(敬称略)は江澤、吉田(江澤さん妹)、吉光寺、林 (吉光寺さん友人)、石川、大谷、奥野、清水、初谷、長谷川、長谷部、福林、牧野、森、女性4人、男性10人の計14人で、久方振りに多数の参加を得た。幹事としては嬉しい思いでした。


 初日は、上毛高原駅へ新幹線、車利用の人も路線バス停付近にある「道の駅水紀行館}に11時に集合し、その付近及び与謝野晶子記念公園付近、笹笛橋、諏訪狭遊歩道付近で各自、写生を開始した。しかし生憎の曇り空で、終日谷川岳は雲に隠れて見えなかった。翌日に期待することにして3時半~4時には、お勧めの温泉宿「松乃井」にチェックインした。旅館では早めの温泉入浴、夕食(ビュッフェ方式、アルコール飲み放題)等を十分に楽しんだ後、恒例の合評会は、いつもの進行役の小石さんが都合悪く欠席なため牧野さんにお願いし、確保した広めの幹事部屋で全員集合し開催した。各人から曇天の景色でも川の流れや、周辺の森林に注目したものが10数点開示され、お互いに傷つかない程度の講評をし合い、さらに、翌日の行動予定等を相談し合いながら楽しい一時を過ごした。


 翌日は、朝から少し雲は残ったが一日中晴天だった。注目していた谷川岳の雪どけ姿も良く見え、最高の写生会日和でした。午前9時頃、「松乃井」の玄関先で記念の集合写真を撮り、昨夜、相談したように各自4人(石川、清水、初谷、福林)の車に分乗し、朝から各グループに分かれて行動した。


 初日に写生した与謝野晶子公園、笹笛橋付近で再度粘って写生するグループ。晴れて見えた谷川岳を加筆した後、上牧駅からの高台、吉平地区の写生地へ行くグループ。宿「松乃井」から谷川岳ロープウェイ駅まで行き、そこで、天神平までのロープウェイに乗り、高いところからの景色を楽しみ、さらに、下山して初日に描き残した笹笛橋からの谷川岳を加筆するグループ、一の倉沢付近まで歩きで行くグループ、とそれぞれに分かれて各自、思いのままに写生地を移動した。小生は上牧の高台で、天気の良さに加え、心地良い風を感じつつ景色を見ながら、暫し居眠りしたが気持ち良いものでした。各グループは午後の2時半~3時頃には上毛高原駅に戻り無事、帰路に就いた。ご苦労さまでした。


 現地のみなかみ町は、路線バスが唯一の交通手段でタクシー利用は少ない。タクシー利用の場合は事前予約が必要で不便なため、ホテルのサービス等の交渉をしたが期待は出来なかった。今回の写生会は路線バスに頼る写生場所への移動等が問題だった。当初、路線バスのみで果たして旨く行くかを心配していたが、幸い4人の車利用者が揃うことで、分乗して写生場所への移動等が出来たことは大変助かり有難かった。運転された方は有難うございました。ご苦労さまでした。                 

 皆さんお疲れさまでした。

清水記     



       集合記念写真 松乃井玄関前

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