2019・亥の年・平成31年 1月 元旦 明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いいたします。
札幌の時計台(北海道) 札幌の時計台は札幌の象徴だ。 ぼくは札幌へ行くたびに必ずデッサンする。 小じんまりとして素朴で、尊大ぶらず、それでいてどこかかわいらしい。 建物のてっぺんの時計がいつまでも昔のまま時を刻んでいる。 何度見てもあきない、何度でも描きたくなる夢幻の味のある建物だ。 影絵・文 藤城清治
藤城清治;1924年(大正13)生まれ。12歳から油絵を始め、慶応義塾大学卒業後人形劇、影絵、絵本と多彩な活動を続ける。「藤城清治の旅する影絵・日本」(講談社)はじめ、影絵集、絵本等多数の著作がある。
札幌時計台;1878年(明治11年)演武場として建設される。
場所は札幌農学校の敷地内で1906年(明治39年)現在地に移設された。
1881年(明治14年)開拓長官・黒田清輝のもと鐘楼に時計を設置。1926年所有者が札幌市に移転。1970年重要文化財に指定。
平成31年会報新年号は藤城清治氏作の「札幌時計台」を掲載させていただきました。 ※出典:雑誌“PHP”2019年1月新年号 通巻848号 2018年12月10日発行 PHP・「編集だより」――「口絵の「藤城清治の影絵で訪ねる日本」では喜びや悲しみを分かち合う「こびと」と一緒に影絵で日本各地を巡ります。」 今回はその第一回目の作品(口絵)ということです。