(1/31~2/6 ギャラリーコンセプト21・表参道)
画廊・展示室が狭いのか「墨絵」が大きいのか今年の展示作品は一段と大きく感じた。
生命潮流、山塊、力、西方、月を抱く・・等,題名を並べただけでもスケールの大きさがわかる。
玉泉展は今年で第九回を迎えたが、それは日本国内の話であって、昨年に続き、海外にも出展があり、合わせると大変な回数になる。 今年だけでも1月にはハンガリー共和国で市立美術館、9月は図書館、11月は文化センターで、4月はチエコ共和国の日本大使館・プラハ市文化センター、7月、プルノ市のギャラリー・といった具合である。
ご本人も立ち会えばよいが、ご主人の看病でままならない。傍目では見えぬ苦労をされての制作である。国際書画連盟、白扇会、毎日書道展、墨彩会等の会員としても多忙を極める。
作品は作者のイメージ・創作であるが海外展でも評判が良いのは大地の力を瞬時に感得し描き取ったからだろう。 横山大観の朦朧体風な描法に近いと感じた作品を以下に掲げてみた。
笠木さんの一層の活躍を期待したい。
「西 方」
「山 塊」(十勝岳)
「春雨の丘」(美瑛)