一泊写生会報告(中止の春の写生会風景) 清水全生
新型コロナの影響で東京黒百合会の行事が悉く中止になり、恒例の春(5月中旬)写生会も中止となった。せめて秋は大丈夫かなと思っていたが、新型コロナの第2波が猛威を振るい、東京を中心に首都圏で再度、感染者が続出し大変なことになって来た。この状況下、この秋に予定されていた黒百合本展、写生会も合わせて中止の連絡を受けた。特に、当会の一泊写生会は持病持ちの高齢者も多い団体旅行となり、行き帰りの電車、バス、ホテル宿泊、会食、合評会等は負担が重く、コロナウイルスの3密リスクに対して危険が避けられません。中止せざるを得ないと思います。来年にはワクチンの接種でき、晴れて実施できることを祈念します。
ここで、幻となった春の写生会では、皆さんと南房総の南国ホテルに宿泊し、野島埼灯台、画家青木繁が滞在した小谷家、布良漁港等をスケッチポイントにして楽しもうと思っていたが、非常事態宣言、外出自粛もあって身動きが取れない状態が続き、中止もやむ得ないことでした。外出自粛明けの6月初旬に現地を一巡りして来ましたので、南房総、白浜の雰囲気を写真で味わって下さい。
さらに、来年に向けて検討したいと思いますが、ウイズコロナ時代の写生会の改善(宿泊(合部屋から全員シングルへ)、会食(宴会形式の可否)、合評会(2次会形式の可否、時間制限)、宿泊費用(一万円程度の撤廃))及び、代替え案(日帰り、近場の公園他)等についてのご意見を頂きたいと思います。また、写生会の候補地選定は、毎年悩ましく、皆さんのご希望、以前行った場所等のご意見を頂きたいと思っています。メールで清水宛へ何でもよろしくお願いします。
最後にコロナウイルスに負けず、ご自愛下さい。
写生会幹事
南房総.白浜(宿泊予定だった南国ホテルを含む海岸線)
野島崎灯台(灯台の周り奇岩に囲まれた散歩道有り)
布良漁港(寂れた小さな港の全景、青木繁「海の幸」の原風景)
布良漁港(漁船を修理している)
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