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執筆者の写真東京黒百合会

人・ひと・女展

(7/17~22 司画廊・国分寺)             写真と文:牧野尊敏

 このたび司画廊の上記展覧会に出品したので、その感想を記します。

 司画廊は開廊25周年を迎え、この展覧会も11回を数えるに至っている。

テーマは「人」であるが、風景画であっても人がどこかに入っていれば出品対象である。

 小生は初めての出品。出品者は21人で30点の作品数であった。加えて井上先生の作品が1点賛助出品されていた。この展覧会は井上先生の関係者が多く出品され、また女性の出品者が多く絵の対象も女性が多いこともあって会場は華やいだ雰囲気であった。絵のレベルも力作が多くそれぞれ個性があり、油彩水彩中心で、会場も引き締まったレイアウトであった。懇親会の折には、時間を割いて井上先生が各作品を個別にこまめに講評された。これはプロの目で作品を指摘されるので、大変参考になり好評であった。東京黒百合会の会員では、今回展に笠原氏、建脇氏、江澤氏、小生の4人が出品した。会場は国分寺で駅に近く、中央快速であればそれほど時間を要しないで参観できる場所である。

 人物は絵画制作で重要な要素を持ち多くの人が描いているが、身近にこのようなテーマの展覧会があるのは貴重であると思われた。小生は初めての参加であったが、人物を描きなれていない方はこの機会を利用し人物画に挑戦してみれば、絵幅が広くなりそれなりに意義深い刺激を受けることになるのではないかと思われた。


 江沢昌江さん 「ダンスする人」


  

 笠原 寛さん  「赤い乗馬服」



建脇勉さん 「フォルム」



牧野尊敏  「帰り道」

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