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執筆者の写真東京黒百合会

展覧会訪ねて

小石浩治 記


“墨のenergy” 笠木玉泉展 

 東京青山の画廊で笠木貴美子さんの第12回展が開催され,大小の墨絵作品

約20点が壁面を飾った。

縦横170cmもある作品「Don‘t be  afraid  to Love」が、画廊の部屋の正面にあり、来客を迎える。



蓄えていたエネルギーが目覚めて歩き出し、仲間を誘っているのだろうか。

作品「再生」(下図①)は、昨年の「作品集」に載ったもので、寒風に耐えた

一本の白木蓮の白が、画面を引き締めている。

一連の作品から線の画法よりも墨の面的な使い方の方が観る側の発想・解釈の幅が広がるものだと理解できる気がした。




2022松涛美術館公募展

    (2/12~2/23)

東京・渋谷の住宅街にあり、重厚な石積の概観と内部の吹き抜け、池と噴水等もあるユニークな美術館。様々なジャンルの企画展を催し各種教育普及活動も行っているが、この度、渋谷区在住・在勤・在学の方が制作された日本画、洋画、版画等の平面作品を公募しその中の入選作品52点が展示された。

鷹觜真美さん 松涛美術館賞


「ミチテ オリテクル ヨル」

   おとぎ話からヒントを得たのか、白い枝が少女に手を差し伸べる・・見る方が色々想像したくなる。


赤松由梛さん 学生優秀賞 


「蚕の夢」

   蚕に囲まれて眠る少女、カイコガのモフモフ感が夢を育んでいる。

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