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執筆者の写真東京黒百合会

展覧会訪ねて

小石浩治 記


 水彩連盟展 第81回: 後援・東京都  (4/6~4/18  於:国立新美術館)


 「水彩連盟」は、水彩画向上と発展のため1940年(昭15)に創立された水彩画の公募団体である。毎年、人体・静物の夏季講習会をはじめ、秋のスケッチ会や企画展、巡回展も開催する等、水彩画技法の発展を目指した様々な行事に取り組んでいる。

 この度、“エルム水彩展”出展者・山崎幸二さんからご案内頂いたので、訪ねてみた。

 本年2月“エルム水彩展”の時のサイズの何倍もある「カオスⅡ」という作品。 

おまけに「会員推挙」の貼紙があった。

お祝いすると共に氏の益々のご発展とご活躍を期待したい。

     会員推挙:山崎幸二氏「カオスⅡ」


 我ら“エルム水彩展”も頑張っているが、本展は500名の大規模水彩画展である。

応募要領を見ると、作品は水溶性絵の具による作品で、P20号以上F80号以内とあり、展示作品の殆どは不透明画法(アクリル)による大型水彩画として会場を埋めていた。

特は、近づくと画面の上に、額縁の四方から糸を張り蜘蛛の巣にし、その糸に蝶や蜻蛉の絵の切り抜きを付ける等、斬新なアイデアで作者も観客も楽しませた。 絵画技法の新たな展開が始まったようだ。        

  

      水彩連盟賞:「隅の宙-B」武田敏士央氏


    都知事賞:「パスワード」村上真由美氏


       会員推挙:「記憶の都心・蜘蛛の糸」吉田征輝氏

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