小石浩治 記
第23回展(11/22~28 ) が銀座アートホールで開催され、当会から江沢さん3点、笠原さんが1点の出品。他にGAHの吉光寺さんを含め13人の方の作品が画廊2Fを飾った。江沢さんは、ボードレールの詩集や謡曲(小野小町)の詞章・と題材を広げたが、観客には詩や能の主役の映像が直ちには想い浮かばないため、図の意味が解かり難かった。作者は詩集や詞章の印象をゴム版(葉書大)に刻み、リボンをつけて「栞」にするつもりかも。
一方笠原さんの作品は、景色の色使いにすぐに笠原さんの絵と分かった。 画家の筆使いが安定しているということは、その人の絵に向かう気持ちなり主張が一貫しているということなのだろう。
今年こそ、銀座画廊GAHの会場でクロユリの展覧会を開催し、対面で作者と絵について話したいと思いながら会場を後にした。
江沢:「幽霊にかける言葉」
笠原:「春の小川」
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