(4/5~11 神奈川県民ホールギャラリー) 小石浩治
日本水彩画会は大正2年(1913)石井柏亭らによって水彩画専門の会として設立され、爾来、多くの画家を輩出し、長い歴史をもつ絵画団体である。毎年、上野で日本水彩展を開催するほか、全国に支部を持ち、地域芸術文化に寄与することとしている。従って支部活動を活発にするには当然にして行事計画を立て、総会、研修会、研究会、写生会(旅行)、支部展・等を推し進める。
今回第92回展は、会員約50名の内、34名の出品者・計93点の規模で、県民ホール・ギャラリーの壁面を埋めた。出品者“一般”の方も会員と変わらぬ達者な筆使いで、モチーフも多岐にわたり、絵画サイズも大型(F50以上)、大いに刺激を受けた。
エルム水彩展にご協力頂いている鈴木知子さんは現在、湘南支部の支部長として活躍中で、3点の出品、内2点はP80,F80 の大型の風景画であった。
鈴木知子作「冬の牧場」
鈴木知子作「城壁の町」
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