令和4年 写生会幹事:清水、牧野
恒例の写生会はコロナ禍でここ2年間中止をしていましたが、6月2、3日に群馬県富岡市の妙義山へ行きました。妙義山は群馬の上毛3山(他に赤城山、榛名山)の一つと言われ、奇岩が立ち並ぶ景色は見応えがあり、我が黒百合会でも過去に平成17年秋、22年春に訪れている人気の場所です。
今回の宿泊旅行は、継続するコロナ下では敬遠されることもあるが、時期的に感染の勢いが収まること、皆さんがワクチン接種の3回目を終えていることを考慮して実施を検討しました。更に、宿泊先の老舗旅館“ひしや”が感染対策に十分留意していることを踏まえ実施を判断しました。ひしや旅館には平成22年に宿泊していますが、今回もスケッチ場所、駅への送迎等で十分に対応してくれて、2日間気持ち良く過ごすことが出来ました。
参加者は9人で石川、小石、奥野、清水、長谷部、福林、牧野、吉光寺、鹿野(吉光寺さん友人)さんでした。今回の写生会は小品展後に、コロナ、梅雨入りを考慮して日程を決めたため常連の方で都合悪い人も居られました。次回は余裕を持って日程調整をしたいと思いますので、よろしくお願いします。
初日は午前11時に信越線松井田駅に集合し、旅館のバスで、事前に用意した写生マップでスケッチ場所へ。半袖の腕が赤く日焼けするほどの快晴の中で、緑一色の壮大な山を描きました。その後、牧野さんが旅館バスで皆さんを引率して、翌日のスケッチ場所を数か所下見した後、妙義山を背にした「ふるさと美術館」を訪ねました。館内には「妙義山を描こう会」の毎年の優秀作が並ぶ100号の絵に魅了されました。午前中のスケッチ前に見ていたら委縮して描けなかったと思う程でした。
宿の夕食は、感染対策用の大きなアクリル越しで離れた椅子席で、ビール、焼酎、冷酒等も手酌でしたが、料理の品数も多く、アユの塩焼き、下仁田名物のこんにゃく、舞茸のごはん等、自然食健康食満載、和気藹々と楽しい会食でした。
夕食後には広い研修室で小石さん司会の合評会が開催されました。スケッチブックの水彩画、カンバスでの油絵、アクリル絵等、様々な出来を見せ合い、議論した山の配置、大きさ、岩肌等も参考になりました。山は衝立のような絵でなく立体的に描く必要があるなどの話は納得していました。
翌日は、午前9時に宿の玄関前で記念写真を撮り、旅館バスで近くの道の駅に立ち寄り、前日下見の2か所のスケッチ場所へ別れて移動しました。天気予報は、朝は晴れていたが12時過ぎは雨でしたので、スケッチは早めに切り上げ、帰りは13時頃の電車とし、駅まで旅館バスで送って貰うことにしました。結果、現地では雨に会うことも無く終わりました。皆さんご苦労様でした。(清水記)
妙義ふるさと美術館前 (石川さん提供)
記念写真(旅館玄関 出発時)(牧野さん提供)
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