渡辺理枝
私のモチーフの多くは〝動物″である。私は幼い時から動物が大好きだった。物心ついたころには家に犬と猫がいた。小中学時代は兎やリス、小鳥(カナリヤ、十姉妹)等の小動物を飼い世話をしていた。高校生の時にも犬がいた。
1964年北大に入学後、1年間黒百合会に在籍した。翌年、獣医学部に移行したとき、それをいちばん喜んでくれたのは父であった。(今思えば父は動物好きであったようだ。)
上京して製薬会社に就職してからは、おもにラットで動物実験をしていた。最終的には実験動物は薬で処分しなくてはならなかったが、動物相手の仕事は自分に合っていると思えた。
私生活でも去年まで私の傍らにはいつも小動物がいた。その中でも猫との生活がもっとも長く、いつも動物たちに癒されてきた。今も、テレビで動物や自然の番組に癒されているが、同時に地球環境の保全は待ったなしだと突きつけられる。私たちは地球の自然を守るため、人智を集めなければならないと思う。
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