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執筆者の写真東京黒百合会

第33回 日本の自然を描く展

    記 小石浩治

(9/11~30 於・上野の森美術館)

 今年も賑やかに「自然を描く展」が開催され、入選した一色さんの「紀元杉」・水彩(下図)も含め、総数1927点が美術館の全壁面を埋めた。

作品モチーフは鹿児島県・屋久島にある屋久杉である。樹高19.5m、推定樹齢3千年と言われる。作品の中には、一色さんと似た樹木や古木が数点並んでいたが、古木の趣き、色調等は一色さんの方が数段上位で、愛情がこもっている。



冠賞、即ち主催者(上野の森美術館、日本美術協会等)と後援者(文化庁、東京都、関西テレビ等)の名を冠した受賞作品も数多く並んでいた。


上図は冠賞作品の一つ、福田忠雄氏「朝光の秋葉原駅」(上野の森美術館賞)は、大都会の朝の駅の様子をよく観察し丁寧に描いた作品である。 

差し込む光と独り座る人物を描くことで都会の“光と陰”を演出したと思う。 

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